三菱自が岡崎市とカーボンニュートラル連携協定を締結

三菱自動車は愛知県岡崎市とカーボンニュートラル社会の実現に向けた連携協定を締結した。今回締結した連携協定は「2050年に市域の温室効果ガス排出量ゼロの達成を目指すこと」を表明した岡崎市とさらなる連携強化を図るものだ。

アウトランダーPHEVモデルをはじめ、三菱の電動車両を動く蓄電池として最大限に活用

今回の協定締結による主な連携項目は以下の4つ。
(1)地域のカーボンニュートラル社会の実現に関すること
(2)電動車両の普及に関すること
(3)電動車両が脱炭素化や災害の備えに有用であることの理解醸成
(4)前各号に掲げるもののほか、目的の達成に資するものであって双方が合意すること

岡崎市には三菱自動車の主要生産拠点である岡崎製作所、開発拠点である技術センターが立地し、プラグインハイブリッドEV(PHEV)モデルを備えたクロスオーバーSUV「アウトランダー」や「エクリプス クロス」などの主力製品を開発・生産している。また岡崎市とは、現在約200の自治体と締結している災害時協力協定を2019年12月にいち早く締結しているほか、2021年5月に「スポーツ振興に関する協定」を締結するなど、様々な分野において協力関係にある。

岡崎市の中根康浩市長は「カーボンニュートラル社会の実現は、民間事業者の皆様や市民の皆様が前向きに取り組んでいただいてこそ叶うものであり、今後も三菱自動車と手を取り合いながら、市内の再エネ導入を進めてまいりたい」と述べている。

一方、三菱自動車の加藤隆雄代表執行役社長は、このように述べている。
「岡崎市様におかれましては、ゼロカーボンシティに向けた様々な事業を推進されるとお聞きしています。ゼロカーボンシティに向けた先進的な取り組みとして、有事の際は、当社の車両を動く蓄電池として最大限活用いただければと思います。今後も岡崎市様と共に力を尽くしてまいります」

三菱自動車は今後も、EV並びにPHEVを活用したカーボンニュートラル社会の実現に向けて積極的に取り組んでいく方針だ。

Motor-Fan

コメントを残す