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英非営利シンクタンクのインフルエンスマップは4日公表した報告書で、2016年以降の世界の二酸化炭素(CO2)排出の80%が化石燃料およびセメントを生産する57の国や企業に起因すると指摘した。
排出量世界トップ3は、サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコ(2222.SE)
、ロシア国営エネルギー大手ガスプロム(GAZP.MM)、インド国営石炭生産会社コールインディア(COAL.NS)だった。
サウジアラムコはコメントを控えた。コールインディアとガスプロムからの回答はないとのこと。
報告書によると、ほぼ全ての国が地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」に署名し、気候変動抑制に向け対応することを約束した15年以降、大半の企業が化石燃料の生産を拡大していた。
それ以来、多くの政府と企業がより厳しい排出量目標を設定し、再生可能エネルギーの利用を急速に増やす一方で、化石燃料の生産と燃焼も拡大し、排出量増加を引き起こしているとのこと。
ロイター記事から抜粋
『米国政府は2024年3月、普通乗用車の新車販売のうち電気自動車(EV)の占める比率を2032年までに67%にするとしていた目標を、35%に引き下げた。世界でEVの販売失速や政府のEV普及目標引き下げの動きがみられるなか、米国の“改心”が世界のEV普及一辺倒の流れにブレーキをかけ、エンジン車回帰が進むとの見方も出始めている』とのこと。今年はカーボンニュートラルに大きな地殻変動が起こりそうですが、皆さんはどうお感じになられましたか?SCN:伊東