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脱炭素社会の実現に向け、西部ガスは二酸化炭素を増やさないガスの開発を目指し、新たな実証事業を開始しました。
二酸化炭素と水素→メタンを生成する技術
西部ガスが九州大学などと共同で始めた事業では、工場などから排出される二酸化炭素と水素をあわせて、都市ガスの主成分である「メタン」を作る「メタネーション」と呼ばれる技術の開発を進めます。作られる合成メタンの「e-methane(e-メタン)」は二酸化炭素から合成しているため、燃やしても大気中の総量を増やさず、既存のガスのインフラをそのまま使えるのが特徴です。
合成メタンの割合を90%に引き上げる目標
国は、販売される都市ガスにおける「eーメタン」の割合を2050年までに90%とする目標を掲げていて、今回の事業は環境省の公募事業の一つとして選ばれました。事業は福岡県北九州市のひびきLNG基地で行われ、「eーメタン」は2025年7月ごろから協力企業への供給を始める予定とのこと。
TKBニュースから抜粋
合成メタンは水素と工場から排出される二酸化炭素や大気から回収した二酸化炭素と合成してメタンを作成するという技術のようです。かたや水素製造技術でメタンから水素を取り出し、その時に排出される二酸化炭素を分離する手法があります。
・・・これってメタン由来の水素を使うのであれば、わざわざ二酸化炭素と合成せず、天然メタンを合成メタンだと言って流通させる者が出てくるのではないかと危惧します。合成メタンと天然メタンを簡単に区別できるのでしょうか?これは合成メタンだけでなくヨーロッパが進めようとしているe-fuel燃料にも言えることなのですが、天然物とどう区別するのでしょうか?心配しています。皆さんはどうお考えになりますか?SCN:伊東