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廃棄されるプラスチックを「炭」にすることで二酸化炭素をほとんど出さずに自然に戻す取り組みが行われています。「炭」に秘められた可能性
地球温暖化の原因の1つ、廃棄プラスチックを「炭化」
この課題を解決しようと取り組んでいる企業が、滋賀県大津市にあります。企業から出るプラスチックなどのごみを「炭化」、つまり、炭にする事業を行っています。
プラスチックは炭化するとおよそ2割だけが「炭」として残り、自然に戻すことができる状態になります。残りの8割はメタンやプロパンなどのガスになりますが、回収して発電などに再び利用することができます。
新たなプロジェクト 炭でブルーカーボンを増やす
ブルーカーボンとは、地球温暖化の原因である二酸化炭素を海藻などが光合成することで吸収し、ため込まれた炭素のことです。しかし現在、海藻は急速に減少していて何も対策をしなければあと20年で失われてしまうと言われています。日本は海に囲まれていますので、(炭素の)吸収源で言うと、森林だけでなく、海は二酸化炭素を吸収するということは、実は科学的には広く知られていて、世界的にも(炭素の)吸収源対策の強化ということが言われるようになり、“ブルーカーボンにも焦点があたってきています。
廃棄された車などを「炭」にして海に沈め、海藻が育つのに必要な鉄分などを含んだ場所を人工的に作り、ブルーカーボンを増やそうというものです。
問題は費用を誰が出すのか?なのですが、避けては通れないプラスチックなどの廃棄物問題。持続可能な社会にするためには、技術だけでなくカーボンオフセットとしてのビジネス視点も必要になりそうです。
Yahoo!ニュースから抜粋
これこそJ-クレジット制度を利用し、ブルーカーボンを増やした分を正式にクレジット化して費用を捻出し、ビジネスとして成り立つようにすればいいと思います。炭素吸収する森林や植物育成(グリーンカーボンと言います)や、上記のような海の海藻を育成するブルーカーボンをもっともっと促進する為にも二酸化炭素排出権取引を活発化させる必要があるのではないでしょうか?みなさんはどうお感じになられましたか?SCN:伊東