九大・九電共同開発の水素燃料電池で走る大型バスの実証実験

【SCN投稿記事のスタンス】←タッチしてご確認ください。


九州で初めて二酸化炭素が排出されない「ゼロエミッション電源」の水素燃料電池を搭載した大型バスの実証実験が始まります。

水素燃料電池バスの運行開始式には九電の池辺和弘社長(前列右から5人目)らが出席

音を立てず静かに走行するバス。九州大学と九州電力が共同で実験を行うのは、九州初となる水素燃料電池の大型バスの運行です。

水素燃料電池バス

福岡市西区の伊都キャンパスとJR九大学研都市駅間で水素を使う燃料電池(FC)バスを運行する実証実験を開始すると発表した。水素はキャンパス内の既設の水素ステーションで、再生可能エネルギー由来の電力を使って製造する。九州は太陽光発電などにより頻繁に出力制御されており、余剰再生エネの有効活用を図る。

FCバスは充塡した水素と空気中の酸素を反応させて発生した電気で走り、走行中に二酸化炭素(CO2)を排出しない。実証実験ではトヨタ自動車の市販車を使う。乗車定員は78人で、大型のFCバスの運行は九州で初めてという。

素はステーションで水を電気で分解して製造する。出力制御が行われやすい晴天時の日中などを中心に水素発生装置が作動するようにする。同時に、水素製造に使う電力量と再生エネが発電する電力量を同じになるようにすることで、どの再生エネの電源を利用したか特定もする。

車内風景

実証実験は2023年11月15日から行われ、JR九大学研都市駅と伊都キャンパスの間の約5キロを1日2往復します。

バスは約10分でフル充塡し、1回の充填で約100キロメートル走行できる。キャンパスから駅までの距離は約5キロメートルで、同区間で運行しているバスのうち、1日2往復をFCバスに置き換える。運賃は通常の路線バスと同じで、大人300円。

2025年度までの実証実験の結果を踏まえ、実用化につなげていくということです。

TCNテレビ西日本ニュースから抜粋

コメントを残す