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ベル エナジー社は2023年8月21日、ポータブルEV急速充電器「Roadie V2」の国内販売・受注台数が100基を突破したと発表した。日本初のモジュール式ポータブル急速充電器で、EV普及に伴い増加傾向にある「電欠」に対応するべく開発された製品だ。
単独での使用が可能なスタンドアローン設計となっているため、固定式充電設備を置く場所がなくてもEVの充電設備を作ることができる。そのため、EVやバッテリーの開発現場や研究室への活用も期待される。
本体は、2種類のユニット(急速充電ユニット(CHAdeMOまたは米国のCCS1)/蓄電ユニット)からなる。急速充電ユニットは最高出力20kWで、これに3.35kWh/個の蓄電ユニットを最大4個繋ぐことで約14kWhの容量となる。約10分の充電で航続20kmほどの電力を回復することができる。蓄電ユニットへの充電は家庭用100Vでの充電が可能で充電時間は約4時間となっている。
「スマートエネルギーWeek」(東京ビッグサイト/2023年3月15日~17日)にて、「日産サクラ」が「Roadie V2」を搭載したベルエナジーのサービス「電気の宅配便」の展示が実際に確認されており、ロードサービスなどにうってつけで、今後のEVの普及を考えると非常に有用なシステムだと言えます。(「Roadie V2」は、エンジン車でいう“燃料の携行缶”に例えられます)
今回は価格の発表が無かったが、電池の容量から推測するに、1基あたり数十万円から100万円台の価格になると思われる。今後公共EV充電器も拡充され、頻繁に電欠が発生するとは考えられず、もし万が一の事態の際はJAF等の“電欠の救急車”を頼んだ方が良さそうだとのこと。
Yahoo!ニュースから抜粋
記事にも記載されていたように価格の発表は無く(要問い合わせ)となっております。EVの電欠用に調達できないかとネットで価格を調べてみたのですが、2021年当時、ある雑誌の取材で判明した価格は『基本ユニットが198万円(税別)、バッテリーユニット単体は66万円(税別)』なのだそうです。とても緊急の補助機器として調達できる金額ではないようです。残念!SCN:伊東