国内最大級「下関バイオマス発電所」

 九州電力グループが下関市彦島迫町に建設した国内最大級の木質バイオマス発電所「下関バイオマス発電所」は生物由来の有機性資源を燃料とし、年間約34万トンのCO2排出を削減。運転開始から20年で200億円の経済効果を見込んでいる。

バイオマス発電は、太陽光発電や風力発電等の他の再生可能エネルギーと違い、天候に左右されることなく24時間安定して発電することができます。
そのため、太陽光で発電できない夜間や風が弱く発電できない時間等に、バイオマス発電が電力の調整力として活躍し、電力の安定供給に貢献します。

生物由来の有機性資源を燃料は、年間を通じてベトナムやカナダから発電所の主燃料である木質ペレットを積載した燃料輸送船が下関港に入港する予定であり、港湾の有効利用をはじめ、荷役・陸上運搬作業を地元企業に委託することで地元の雇用創出、経済活性化に貢献します。

バイオマス発電とは、動植物から生まれた有機性資源(化石燃料除く)を燃料とする発電方法です。バイオマス燃料を燃焼する際にはCO2が排出されますが、植物の成長過程において光合成により大気中のCO2が吸収され、排出と吸収によるCO2のプラスマイナスはゼロになるため、大気中のCO2の増減に影響を与えません。
また、材料の木材等は、化石燃料と違い枯渇することがない循環型の持続可能なエネルギー資源です。

九電みらいエネジー広報HP

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