トヨタ、全固体電池で資源リスク軽減 国内勢中心に調達

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トヨタ全個体電池EV試作車

トヨタ自動車は2023年7月4日、電気自動車(EV)向けに2027(令和9)~28年の実用化を目指している次世代の全固体電池について、主要材料の調達リスクを軽減し、国内の素材メーカーを中心とするサプライチェーン(供給網)を構築する方針を明らかにした。現在のEV用電池はコバルトやニッケル、リチウムなど資源が偏在する希少金属が主要材料で、製錬工程が中国に集中するなど経済安全保障上の調達リスクがある。全固体電池ではこれらの課題をできるだけ解消し安定調達を目指す。

トヨタは全固体電池に使う材料の研究開発や電池の試作生産を社内で進めているが、実用化する電池は「希少でない材料を中心に進めている」とし、現状に比べて資源リスクを軽減できるとの見通しを示した。また、地政学リスクや政府の助成を受けている点も踏まえ、サプライチェーンの整備は国内企業を中心に構築していくと説明した。

一方、生産効率の大幅な向上に向けて開発した新製造技術「ギガキャスト」を26年に導入するとした。

ギガキャストは、同種の技術を米EV大手のテスラなどが活用しており、大型の車体部品を鋳造技術で一体成型し部品点数と生産工程を大幅に削減できる。トヨタは次世代EVの生産に適用するほか、他の車両生産への展開も検討していく方針とのこと。

産経新聞ニュースから抜粋

 

“トヨタ、全固体電池で資源リスク軽減 国内勢中心に調達” への1件の返信

  1. 素晴らしい!ぜひ予定通り進んで欲しいと思います。ただ、ここまで明確なビジョンと技術力でリードしていることを発表すれば、技術盗用もさることながら、レギュレーションの変更も要注意ですね「たとえば、世界へ強制技術開示しなければ販売を認めないとか、製造禁止とか・・・」国も一丸となって保護・推進してほしいと思います。SCN:伊東

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