ヤマトや西濃運輸、大型FCトラックで実用性を検証、水素タンク6本搭載、一回の充填で600km走行

【SCN投稿記事のスタンス】←タッチしてご確認ください。


ヤマト運輸や西濃運輸は大型トラックタイプの燃料電池車(FCV)の実証走行を開始すると発表した。同トラック(以下、大型FCトラック)を用いて、荷物の基幹輸送を行う。実際の業務に使うことで、基幹輸送における大型FCトラックの実用性を検証する。

今回の実証走行で使う大型FCトラックは、トヨタ自動車と日野自動車が共同開発した。日野自の大型トラック「プロフィア」をベースにしたもので、トヨタのFCV「MIRAI(ミライ)」に搭載しているFC(燃料電池)スタックを、大型トラック向けに改良して搭載した。リチウムイオン電池パックも積む。

大型FCトラック

FCスタックの改良点は出力を高めたこと、耐久性を向上させたことの2点である。このFCスタックを2基搭載し、同スタックで作った電力とリチウムイオン電池に蓄えた電力でモーターを駆動する。

水素タンクは、大型トラック向けに新たに開発した。水素の充填量は50kgで、使用圧力は70MPa(公称)。この水素タンクを、キャビン(乗員室)と荷室の間に6本搭載する。

キャビン裏に設置された水素タンク

6本の水素タンクの充填時間は20~30分、航続距離は約600kmとなっている。 ディーゼルエンジンのトラックと比べ、1年間でおよそ67トンの二酸化炭素削減に繋がるとのこと。

東海テレビ&日経XTECH記事から抜粋

 

 

コメントを残す