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気候変動の深刻化を受けて温室効果ガスの排出抑制が急務となっている。そんななか、米メディア「ファストカンパニー」によると、大気中の二酸化炭素(CO2)を回収し、航空燃料やプラスチックなどに作り替える新たな技術が次々と生まれている。CO2を資源として使えば、温暖化の原因物質を減らせるだけでなく、新たな化石燃料を使う必要もない。
CO2を食べるバクテリア
米国の環境スタートアップ「ランザテック」は、回収したCO2を使って、プラスチックや燃料などの原料となるエタノールを作る。ファスト・カンパニーによると、同社は、中国などにある製鉄所から排出される大量のCO2を回収し、「CO2を食べるように作り出されたバクテリア」を使って、エタノールに発酵分解させる。
エタノールからは非常に多様な化学製品が作られる。ランザテックのパートナー企業は多業界に広がり、エタノールを使ってそれぞれ必要な素材を生成する。そうやってジェット燃料から衣料品までバラエティ豊かな製品が作られるとのこと。
この技術は欧米でトレンドとなっており、今後が期待される。
COURRiER Japan記事から抜粋