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「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」という目標設定があるが、EVの普及はあまり進んでいない。
一因として「充電スタンドの少なさ」がたびたび挙げられるが、年々増加傾向にあった充電スタンドは2021年度、初めて減少する事態になった。維持費が高く、採算が取れなければ老朽化に伴い撤去せざるを得ない。結果的にEVの普及はますます遠のいてしまうという悪循環に陥っていると分析されている。
EVの普及に課題を抱えるなか、東京大学大学院は2023年1月、複数の企業との連係により「EV走行中に給電する技術」の共同開発に成功。タイヤ内に電力を給電し、さらに車体へと給電する「タイヤ内給電システム」を開発したと発表。
走行しながら充電する仕組みである。
このシステムの採用によってバッテリー容量に頼りきる必要がなくなれば、EVのバッテリー搭載量は少なくなり、車両コストの減少が見込まれるとのこと。
また、車体重量の減少でエネルギーはさらに効率的に利用できるようになり、路面を走行しながら充電することで“給電要らず”のEVも実現できるかもしれないとのこと。
今後実現に向けた広がりが出来るのかどうかが肝になると思われる。
Merkmal記事から抜粋