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株式会社パテント・リザルトは2023年3月6日、グリーントランスフォーメーション(GX)に関する技術の1つである「水素の製造関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査結果をまとめレポートの販売を開始したとのこと。
脱炭素社会の実現のためには経済社会システム全体の変革(GX:グリーントランスフォーメーション)が必要とされており、GXへの積極的な取り組みが求められています。本ランキングでは、GX技術区分の1つであり、1993年から2023年2月17日までに日本の特許庁で公開された「水素の製造関連技術」全般について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。
集計をした結果、「総合力ランキング」は、1位 パナソニック、2位 東京ガス、3位 東芝となったとのこと。
1位 パナソニックの注目度の高い特許には、「水素に含まれる水蒸気を除去する除去器を、従来より簡易に構成した圧縮装置」や、「水素圧縮の動作効率を向上させた水素システム」などが挙げられます。
2位 東京ガスの注目度の高い特許には、「システム全体の発電効率に優れ、かつシステムの簡略化を向上させた燃料電池システム」や、「圧縮された水素を貯留する蓄圧器の個数を低減可能な高圧水素製造システム」などが挙げられます。
3位 東芝の注目度の高い特許には、「水を電気分解して水素を製造する場合に、適切な電気分解を行うことが可能とした水素製造システム」や、「再生可能エネルギーを用いて安定的にかつ高効率に自立してエネルギーを供給できる水素電力供給システム」などが挙げられます。
4位 京セラは、「水素を含む改質ガスを生成する改質ユニットに関し、設計自由度と、熱交換の効率を向上させた改質ユニット及び燃料電池装置」などが、5位 本田技研工業は、「水電解装置の温度を良好に制御できるとともに、システム効率を向上させた水電解システム」などが注目度の高い特許として挙げられます。
6位以下には、ENEOS、大阪ガス、トヨタ自動車、森村SOFCテクノロジー、産業技術総合研究所などがランクインしているとのこと。
ドリームニュースから抜粋