ダイキン、磁気冷却エアコン実用化。フロン使わず消費電力2割減

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空調機器大手のダイキン工業は、産業技術総合研究所と共同で、2030年をめどに、磁石の力で温度を変化させる「磁気冷却効果」を活用した次世代エアコンの実用化を目指す方針を明らかにした。二酸化炭素(CO2)を上回る温室効果がある冷媒を必要とせず、消費電力も2割程度減らせるという。地球温暖化が世界的な課題となる中、環境負荷の低い新技術の開発を急ぐ。
磁気冷却は磁気を加えると熱を持ち、取り除くと冷える特性を持つ金属素材「磁性体」を用いる技術だ。磁石を近づけたり離したりして温度を変化させ、水に伝えて冷暖房に使う。

磁気冷却の仕組

現行方式は冷媒の圧縮・膨張に伴う温度変化を利用している。新技術は冷媒が不要となることから、冷媒の主流となっている「代替フロン」を使わずに済む。さらに圧縮機が必要ないため、消費電力が少なく、振動や騒音も抑えられるという。

読売新聞オンラインから抜粋

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