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京都府福知山市は、南陵中学校と市役所夜久野支所に、新たに太陽光パネルを設置する。電気の購入契約を結んだ電力会社がパネルなどを取り付ける仕組み「オンサイトPPA事業」を活用。発電された電気は各施設で使用し、エネルギーの地産地消で脱炭素社会の実現を目指す。
市は、2019年に「地域貢献型再生可能エネルギー事業の推進に関する協定」を、地域新電力のたんたんエナジー、京都北都信用金庫など5者で締結。昨年度は三段池公園総合体育館、市武道館、学校給食センターにパネルを取り付けた。たんたんエナジーが設置、管理をしており、市に設備導入などの費用がかからない利点がある。
南陵中は226枚で102・83キロワット、夜久野支所は140枚で63・7キロワットの発電量を確保する。南陵中が年間消費電力の約50%、夜久野支所が20%をまかなえる見込み。電気購入は17年間の契約で、おおむね1キロワット時24円になる。
両施設には電気自動車(EV)から電力を供給できる設備と蓄電池も導入する。市は現在、公用車にEV車3台を導入しており、大規模停電を伴う災害時などに活用できるように備える。工事は1月中に終える運びとなっている。
両丹日日新聞から抜粋