製造能力世界最大級、IHIが受注したメタネーション設備

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IHIは二酸化炭素(CO2)と水素からメタンを製造するメタネーション装置をJFEスチールから受注した。製造能力は毎時500ノルマル立方メートルで、IHIによると現時点で判明した計画では世界最大級。受注額は非公表。2024年度にJFEスチールの東日本製鉄所千葉地区(千葉市中央区)に納入予定。脱炭素の技術実証であるカーボンリサイクル高炉に活用される。

IHIが開発したメタネーション設備

IHIが設計・調達を、子会社のIHIプラント(東京都江東区)が建設を担う。CO2回収装置との一体受注で、IHIによると同様の事例は国内初。回収量は1日当たり24トン。

高炉から排出されるCO2と別途調達する水素でメタンを製造する。メタンは高炉の還元材に使用される。

今回の受注で知見を得て大型化に取り組み、30年までに毎時数千―数万ノルマル立方メートルの製造能力の装置を国内外で商用化することを目指すとしている。

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