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東北電力グループの東北自然エネルギー(仙台市)は、山形県小国町に設置した水力発電「玉川第二発電所」の営業運転を開始した。
平成28年6月に着工したた玉川第二発電所は、一級河川の玉川に並行して、ほぼ直線上に掘削して約6キロの導水路トンネルを建設。水は導水路を通り、貯水槽にためられた後、約67メートル下の発電所に落下して発電する。有効落差は最大66・8メートル、最大1万4600キロワットを発電する。
玉川第二発電所の上流には、長者原発電所(昭和13年運転開始、現在改修中)、玉川発電所(昭和59年運転開始)の2つの水力発電所がある。この玉川発電所の直下に新設したせきからの取水と、上流の玉川発電所からの放流水を合わせ、毎秒最大25立方メートルの水量で発電する水路式発電所になっている。発電に使用した玉川の水は、放水路から玉川に戻される。
同社小国水力建設所の鈴木正浩事務課長は「限られた資源の日本で、水という純国産の資源を使い、再生可能エネルギーを使った発電に取り組んでいきたい」としている。
産経新聞