
熊本県職員を対象に、家庭で使用したてんぷら油などの回収を行いました。
回収された使用済み食用油は、軽油と比べてCO2排出が抑えられるバイオディーゼル燃料にリサイクルされます。
【県職員】
「環境にいいバイオ燃料に生かしてもらえたらいいなと」
「家でとっておいてもしょうがない。捨てるのも大変。(身近に)できることが広がるのはいいかなと」

熊本県は「2050年県内CO2排出実質ゼロ」を掲げ、BDF・バイオディーゼル燃料の普及や利用促進に取り組んでいます。
今回、今年4月から使用済み食用油の回収を始めた肥後銀行と連携し、使用済み食用油の回収を行いました。

19日は正午からの1時間、県庁新館の1階ロビーに回収場所が設けられ、県職員などが家庭で使用した天ぷら油などを持ち寄っていました。
また、蒲島知事も使用済み食用油を入れたペットボトルを持ち込み、ゼロカーボン社会の実現に向け、県が率先して取り組む姿勢をアピールしました。
【蒲島知事】
「地球にやさしい、環境保全活動をすることで素晴らしい地球を創り上げることができるのではないか。こうした小さな活動でも世界中の方が取り組みをすれば、きっといい形でカーボンニュートラルが進むと思う」
19日回収された約63リットルの油は、軽油と比べてCO2の排出が抑えられるバイオディーゼル燃料にリサイクルされ、軽油の代替燃料としてディーゼル車や重機などに使われます。
テレビ熊本