三菱ふそうトラック・バス（以下MFTBC）は、電気小型トラック「eCanter」によるEVごみ収集車1台を古川新興に納車したことを発表した。「eCanter」によるEVごみ収集車は国内2台目、民間企業では初めての納車となる。
古川新興は東京・多摩地区を中心に、関東地方で廃棄物収集運搬業を営んでいる民間企業である。今回納車されたEVごみ収集車は、多摩地区でのコンビニエンスストアの廃棄物収集と府中市からの委託事業として、同市内の廃棄物を収集運搬する。2022年7月下旬からの稼働が予定されている。
「eCanter」は走行時に二酸化炭素(CO2)を含む排出ガスを一切出さないため、廃棄物運搬のカーボンニュートラル化に貢献する。「eCanter」は走行中のカーボンニュートラルを達成するだけではなく、従来のディーゼル車よりも騒音、振動とも低いという特徴がある。そのため、早朝から稼働することの多いごみ収集車という用途において、「eCanter」は住民に配慮した廃棄物収集を可能にし、運転手の疲労軽減にも貢献する。
古川新興はSDGs(持続可能な開発目標)に賛同して地球の未来を真剣に考える企業として、脱炭素の分野で業界の先駆けとなる行動を府中市から起こしたいという思いから、もっともCO₂削減に貢献できる車両として「eCanter」のEVごみ収集車を採用した
MotorFan